監物建櫓の足場ほぼ完了
今年度(2018年度)解体予定の監物台櫓。
10月に入り、櫓に足場が設置されました。
写真を撮らなくては、と思いながらも、いつも車で通りすぎるので、なかなか撮れず。
やっと歩いて撮ってきました。
重要文化財・監物台櫓
熊本城の北側の京町台地と城内画する「新堀」に面して建つ平櫓。
熊本地震の被害は、外壁破損、櫓全体が南側に傾く、櫓台石垣の上部が膨らむ
櫓側面は屋根のところまで足場が設置されました。
加藤時代、ここは土取場でくぼ地になっていました。
細川時代に深い空堀として整備し、この堀を「新堀」と呼びました。それがここに架かる「新堀橋」の名に繋がっています。
大正12年に、上熊本と坪井を結ぶ道路ができました。
時代によって変化を続けたこの地ですが、ここにある監物台櫓は熊本地震で大きな被害を受けました。
解体のための足場が設置され、いよいよ解体にむかいます。
車で熊本城に行くとき、最初に見るのがこの櫓です。だから、この櫓が解体されると寂しいですが、熊本城復旧のための通過点、しっかり見届けたいと思います。
足場の下のほうはシートで覆われています。
今後、白いシートが全体を覆うのかな。そしたら何も見えなくなってしまうけど、安全面を考えれば当然だと思うのでそれは仕方ないですよね。
今、ここは法面の工事もしています。
あちこち、やることがいっぱいで、地震から2年半経ちましたが、まだまだ先が長いですね。