宙ぶらりんの小天守


小天守の1階部分が解体されるのは知っていた。
そして、少しずつ変化しているのもわかっていた。
でも、まさか宙ぶらりんになるとは(@_@)
天守閣は西南戦争のときに焼けた。昭和35年に復元された鉄筋コンクリート造り。
杭で支えられているのも知っていた。
でも、まさかこんな形になるとは、想像していなかった。
さすがに加藤神社から間近に見たときは言葉を失った。
今、手術中なのはわかっている。わかっているけど衝撃。
大天守に赤い鉄骨が差し込まれたときも衝撃を受けた、あれでかなり心も強くなったつもりだった。
でも、天守が天守じゃなくなる。これも通過点、よくわかる。でも、見たくなかった。こんな姿は見たくなかった。
地震後、立っていてくれて本当に嬉しかった。倒れなくてよかったって思った。
でも、ギリギリの状態だったのね、見た目以上にボロボロに傷ついていたのよね。
宙ぶらりんを見たくなかったなんて言ったらダメだよね。
今現在も元に戻るために必死に戦っているんだから。
どんな姿になっても、目をそらさず、ちゃんと見るね。それが私にできることだから。